そして、大変ご無沙汰しております、まいです( `ー´)ノ
昨年はばたばたしておりまして、年末にはインフルエンザにかかり、
どうにも体調を崩しがちな2014年ではありましたが、2015年は健康第一で、
またいろんなエレクトロニクス製品に触れたらなぁと思っております。
本年も、なにとぞよろしくお願い申し上げます。
さてさて、新年一発目(本当は昨年中にあげたかった…)
ヘッドホンレビューはこちら!
Sennheiser MOMENTUM On-Ear
ドイツのメーカー、Sennheiser(ゼンハイザー)が2012年に発売したMomentum(モメンタム)。
そのデザインのスタイリッシュさと、妥協のない本格サウンドが評価され、
よりポータブル向けに小型・軽量化し装着感を高めたOn-earモデルがこちらになります。
メーカーとしては、女性ユーザーの取り込みも考え、
Black
Red
Pink
Green
Ivory
Brown
Blue
とカラーバリエーションも大変豊富に取り揃えております。
上の写真はピンクモデルになります。
付属品は、ポーチ、ケース、ケーブルは着脱式で、
Apple製品専用リモコンつきのものと、リモコンなしのものになります。
基本的にはMOMENTUMと同じデザインですが、
On-Ear版の特徴といえば、ヘッドバンドとイヤーパッド!
こちらは、アルカンタラというスエード素材になっておりまして、
高級車のシートとかによく使われている、大変肌触りの良いものになっております。
側圧は中々に強いのですが、イヤーパッドのふかふか感で多少軽減されてます。
(それでもメガネユーザーには長時間使用はきついかも…)
さて、それではさっそく音のインプレッションのほうにいってみましょう。
OVEREARのMOMENTUMと比較しようかなと思ったのですが、
無印MOMENTUMとの比較だと、装着感の違いによる部分が多くて、
あまりいい比較にならない感じがします…。
ちなみに、無印MOMENTUMとの比較としては、
「On-earのほうが遮音性が低くなってしまい、
On-Earとしてのポータブル性は向上したものの、
使い勝手と音の聴こえ方としてはOver-Earのほうが上」
といったところでしょうか。
ポータブルなのに遮音性が低いってなると、うーん、本末転倒感は否めない気もしますが、
そんなにものすごい大音量で聞かない限りは、本体は軽いですし、ライトユーザーさんにはいいと思います。
それでは、1曲目。
今回のセッティングも変わらずCOWON J3に直挿しです!
Don Diablo「Back To Life」
かなりウォームな味付け。基本の音はOVE-EARのMOMENTUMと変わりありません。
かなり低域よりな特性をもっていますので、クラシカルなものよりは、
ポップスやロックのほうがノリよく聴けますね。
また、中低域に寄ってはいるのですが、最低域はそんなに出ていないので、
EDMなんかのキックはバシッとキめてくれますが、
もしかしたらダブステップやドラムンベースなんかだとちょっと重みが足りないかも…。
もう1曲、ノリのよさそうなのいってみます。
アーバンギャルド「都会のアリス」
ポップな8bitのシンセの音、小気味のいいシンバルとグロッケンの音の響きがヘッドホンによって
意外と違う印象を持って鳴らされるので面白い一曲。
ふむ、どの域もきちんと鳴らしていますし、金属音に関しても、刺さることはありませんね。
Over-EarのMOMENTUMのほうが高域の伸びと響きは優っていますが、
中域、低域の近さと豊かさはこちらのOn-Earのほうが上に感じます。
ですが、どうしても全体的な解像感が足りず、どこかヴェールのかかったような感覚を覚えるので、
音のスピード感や抜け、ダイナミックさはもう一歩といったところでしょうか。
音場はどうしても狭くなりがちですが、立体感はうまく表現できていると思います。
どの音源に関しても、角のたたない聴きやすい音で鳴らしてくれますね。
また、この後PCや、据え置きのCDPで再生してみたんですが、このMOMENTUM、
DAPなどの携帯機で一番ポテンシャルを発揮しそうだなと感じます。
というのは、今までのゼンハイザーのポータブル機では、HD25なんかもそうですが、
どうにもDAPがパワー不足と感じてしまって、据え置き機でやっと元気に鳴っている印象でした。
しかし、このMOMENTUMは元々の志向がポータブル向けであるおかげか、
DAPやスマホに直挿しでも十分なパワーを発揮できている印象があります。
最近、ポタアンやDACといった製品が増える中、また色んな意味で敷居が
高くなりはじめたオーディオですが、このMOMENTUMであれば、手軽に、
スタイリッシュなデザインで、上質な音を楽しめるのではないでしょうか。
個人的には、近年一番ぐっとくる、10年選手になり得るポータブルヘッドホンだと
感じています!是非ともチェックしてみてくださいね!
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